平成14年度西陣塩野屋 本しぼお召し展
      10月16日(水)〜10月23日(水)
      於 アトリエトム 3F特設会場
     お召し着物  織元直販による良心価格でご奉仕
     浄肌衣     新製品”風羽”など、全製品を出品            
     
     16日(水) 三味線漫談の柳家紫文師匠来店
              落語協会所属 
              第一回高座  午後3時
              第二回高座  午後6時
            

 西陣 塩野屋
  京都西陣に300年つづくお召しの織元さんです
  14代当主服部芳和さんは絹織物の伝統技術にたって
   「シルクと健康」をテーマにお召しの新しい提案をしています。   
 
京都西陣
  5〜6世紀頃大陸からの帰化人の豪族秦氏が養蚕と絹織りの技術を伝え、
  その功績で現在の太秦(うずまさ)のあたりに領地を授けられ、その周辺に
  絹織りの技術者が集まり一大産地に発展していきました。
  西陣の名称は、室町時代の時の応仁の乱のときの一方の陣営が西方にあり、
  西陣と呼ばれるようになったと言われています。

  
    この時、西陣の技術者は堺に疎開し、それから16世紀にかけて、堺でさまざまな
  織物とであうことになり、撚糸技術もこうして、堺から西陣へもちかえられて、
  西陣御召しへと発展していったのです。
  西陣は分業制です。糸撚り、絣作り、染、織りとあらゆる工程を個別の職人さんが
  やっています。そういう職人集団の地域が西陣です。
  塩野屋は、そうした西陣でお召しの織元、つまり企画し、生産の工程を各職人さんに
  割り振り、まとめていくプロデュサーの役です。
  また、新しい時代に向かって、創作活動も行うデザイナーでもあります。
 
御召し 
  
徳川11代将軍家斎がお召しになったということで命名されたようです。
  お召しには、いくつかのジャンルがあり、塩野屋のお召しは、平織りの平お召し
  とよばれるものです。塩野屋のお召し糸は、最高品質の繭とされる国内産春繭を使い、
  それを精錬(せいれん。生糸のセリシンとよばれる膠質を取り除く作業)して、極細の糸を
  7本程度束ねて、さらに1mあたり2500回の撚りをかけて作ります。
  お召し糸には、右撚りと左撚りがあり、それを緯糸(よこいと)に使い、右右、左左、右右、
  と交互に打ち込んで織り上げていきます。これにより、お召し独特のしぼが生じ独特の
  風合いが生じます。
  有名な西陣矢絣のお召しのきものは、お召し糸を絣括りの工程にかけてつくった絣糸を
  使って織ったものです。
  絣のほか、無地、縞、格子などさまざまなお召しのきものが塩野屋から提案されています。

糸撚りの工場内
上の大きな車が回転することで、
糸に撚りをあたえています。
西陣の町は、間口の狭い家が
多い。、通からみえる景色は町家
とよばれる古い弁柄格子の家が
まだ残ってはいるが、3階建ての
タイル貼り住宅も多くなってきている
普通の町といったところです。
が、1歩中に入ると、上記のような
町工場があちこちにあるのです。
表通から全く感じられない西陣の
裏の顔、いやこちらが、表の顔なの
でしょう。
撚りのかかった糸を巻き取っています。 糸切れが起こりやすいので、常に
湿気をあたえっています。
クーラーもかけられない、夏は
汗みどろの環境です。
ここからお召し糸が生まれるのです。
後継者が心配です。


 浄肌衣 
  浄肌衣(じょうきい)は塩野屋がお召し糸を使って、製作した健康衣料の総称です。
  基本的に草木染めで、5本指靴下、手袋、下着、垢すり、タオル、マフラー、ウェアー類などの
  製品がつくられています。 かわったところでは、口内タオルがあります。歯や舌の清掃に
  使います。

タオル 5本指靴下